こんにちは、管理栄養士の尾上です。
パントテン酸は、水に溶けやすい水溶性ビタミンのひとつです。
パントテンとはどこにでもあるという意味で、意味通り様々な食品に含まれている栄養素です。
今回は「パントテン酸の栄養」について解説していきたいと思います。
パントテン酸(水溶性ビタミン)とは
パントテン酸は、水に溶けやすい水溶性ビタミンのひとつです。
また、腸内細菌でも合成されるビタミンです。
パントテン酸をはじめとするビタミンB群ですが、わたしたちのカラダで主にエネルギーの産生に関与しますが、他にもさまざまなはたらきがあります。
パントテン酸の主なはたらき
・代謝の補酵素としてのはたらき
・ホルモンの合成
・皮膚や粘膜の機能維持
パントテン酸の適正な量
パントテン酸は1日にどのくらいの量を摂ればいいでしょう。
パントテン酸の吸収は過剰に摂取しても、吸収されないため、耐容上限量は設定されていません。
パントテン酸の摂取目安量
18歳以上男性 5mg
18~49歳女性 4mg
50歳以上女性 5mg
と設定されています。(日本人の食事摂取基準(2015年版)より)
パントテン酸が不足すると・・・
パントテン酸は幅広い食品に含まれているので、基本的に食事をきちんと3食摂っていれば不足することは少ないです。
・疲れやすい
・食欲がない
・頭痛、動悸、不眠
パントテン酸が過剰だと・・・
パントテン酸に過剰症は認められていません。
パントテン酸が多く含まれる食べ物
パントテン酸は、名前の通り様々な食品に含まれていますが、特に多く含まれる食べ物を挙げてみました。

まとめ
パントテン酸は食事を3食きちんと食べれていれば不足する心配はありません。
ですが、コーヒーなどのカフェイン飲料や、アルコールを日常的に多く呑まれる人はパントテン酸の消費量も多いので、規則正しい食生活をこころがけましょう。
今回は「パントテン酸の栄養」について解説しました。