こんにちは、管理栄養士の尾上です。
脂質はお肉やお魚、豆類などに多く含まれています。
脂質はエネルギー源として働いたり、わたしたちのカラダの構成成分としても働きます。
ですが、摂りすぎると体脂肪となるため、適量の摂取を心がけましょう。
今回は「脂質の栄養」について解説していきたいと思います。
脂質とは
脂質とは、3大栄養素のひとつであり、わたしたちが生きていくうえで特に重要な栄養素です。
脂質はわたしたちのカラダのエネルギーとなったり、カラダの構成成分としても働きます。
また、脂質は1gあたり9kcalあり、3大栄養素の中でも高いエネルギーです。
脂質の主なはたらき
・エネルギー源となる
・カラダの構成成分となる
・ホルモンの材料となる
・脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収を助ける
脂質の適正な量
脂質は1日にどのくらいの量を摂ればいいでしょう。
1日に必要なエネルギーの20~25%を摂るのが良いとされています。
1日に必要なエネルギーの求め方は前記事でも紹介しているのでチェックしてみてください!
(成人男性カロリーと基礎代謝|1日の摂取・消費量をわかりやすく解説!)
脂質の1日の摂取推奨量
例)1日2000kcal必要な人
2000(kcal)×0.2~0.25=40~50(g)
おおむね50g程度と覚えておくといいでしょう。
脂質が不足すると・・・
脂質は摂りすぎばかりに意識がいきがちだと思いますが、少なすぎてもいけません。
脂質が不足するとホルモンバランスの乱れや、エネルギー不足、皮膚炎、カラダのさまざまな不調にもつながってきます。
脂質が過剰だと・・・
過剰に摂取すればご存知の通り肥満や高血圧などの生活習慣病のリスクが高まります。
過剰に摂取された脂質はカラダの中で体脂肪として蓄積されます。
また、血液中の脂質のバランスが乱れて動脈硬化などの血管疾患にもつながります。
脂質が多く含まれる食べ物
お肉やお魚などに含まれている脂質は良質な油です。
また、ナッツなどに含まれてる植物性の脂質も併せてとりたいところです。

生クリームなどの甘いお菓子などの脂質は摂りすぎないようにしましょう。
まとめ
過剰症が心配される栄養素も、適正な量を把握すればカラダにとっては必要な栄養素です。
過不足なく、バランスのいい食事を心がけましょう!
今回は「脂質の栄養」について解説しました。